【 Interview 】ココロイキ代表 大野 幸子 さん 〜前編〜

今回インタビューさせていただいたのは、想いの核を定める言葉作りの天才。ココロイキ代表 大野 幸子(おおの ゆきこ)さんです。


この1年、主に経営者の方とのセッションを通し、企業の理念や社名、商品名やキャッチコピーなど、40社に対して60の言葉を作られたとのこと。


そんな 挑戦者の翻訳者 / 言葉コンサルタントとして活躍される大野さんに、この一年を振り返ると共に、今後の展望を伺いました。


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ー今日はよろしくお願いします。


よろしくお願いします! 

ー大野さんと初めてお会いしたのは、約半年前ですよね。登壇されていたイベントで、“なんて美しく、力強い言葉を使われる方なのだろう” と、魅了されたのを覚えています。


(そしていつも笑顔がとても素敵♡)


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“作品が作品を呼ぶ” と思えた1年間


ーそれでは早速なのですが、大野さんにとって、この1年、どのような年でしたか?


はい。お仕事を通して新たな自分の能力に気付いたり、“作品が作品を呼ぶ” と思った1年でしたね。


ーその中でも特に印象的だったお仕事について、うかがいたいです。


そうですねー。まずは、自社でも “30個程商品名の候補を作られていた” だけどなかなか良いものが浮かばなかったという、とても強い想いをお持ちのお客様です。


ー30個って、思いつくだけでもすごいですよね!


そうなんです。私のお客様は基本言葉に対し真剣で「98点まで出来たけど、あと2点を人の力を借りたい…」というような感じの方が多いんですよね。


ーそこから大野さんは、どのような提案をされたのですか?


実は、その提案をしたタイミングが面白くて、どういう名前が良いかヒアリングする前に出来てしまったんです。


ーえ!? それはどういうことですか?


通常、商談をしてから、後日ヒアリングの時間を数時間設けています。このときも、2日後に改めてヒアリングの日を設定しました。この時の打ち合わせは、動画制作の打ち合わせがメインで、私ははじめまして、という感じでご紹介いただいたくらいだったんですよね。


で、ヒアリング前なのに、商談の際にうかがったお話から、理念、商品コピー、商品名のたたき台が浮かんできて…。


ーその時点で浮かんでくるなんて、すごいです!


そして本来ヒアリングするはずの日に、「実は…」とその言葉を見せたところ、「一本取られました!」と、おっしゃり、その全てを採用いただきました(笑)。


元々、まずは「商品コピーだけ」という取り組みだったのに、3つご採用いただいたので、社長さんが気を遣って追加で費用をくださった程でした。


ーだけど、なぜそこまでこだわられていたお客様が、一瞬にして、しかもヒアリング前だというのに、そのように思われたのか気になります。


商談の際に伺った “今後は自社ブランドを展開していきたい” というのが、キーとなる言葉だと思ったんです。


それを踏まえ、お客様が考えていた軸とは、別軸ではあったものの、「これしかない!」と自信があったので、ヒアリング前に提案させていただきました。


ーちなみにその名前というのは?


社名 に “マッチング” と付けた名前です。

ーなるほど〜! シンプルですが、分かりやすいですね!


はい。私の作風の特徴はシンプルで、“これ今までなかったの?” というような言葉が多いんです。


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〜大野さんが提案した言葉の一例〜

かがや着、芯呼吸、とわづくり (「永遠づくり」と「〇〇と輪づくり=良いチームワーク」の掛け合わせ)、イル アエール (シェアオフィス、ヨーロッパ調、居る 会える)

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ーどれも素敵です♡


ですが、言葉は、成果物でしかないと思うんです。


それよりも、それまでのプロセスにこそ意味があると思うので、なぜそのような言葉にしたのか分かるように、“提案背景” も合わせてお伝えしています。


その提示方法も、お客様によって変えていて、例えば、ストーリー調に1000文字でまとめたり、シンプルに箇条書きにしてみたり…


〜オーダーメイドスーツのブランド理念を作った際のブランドストーリー〜

ーなんだかその言葉の情景が浮かんできます…


ありがとうございます。こういうの作るの好きで♡


ちなみに、この理念とストーリーを、ハリウッドの脚本を学んだような方に見ていだいたことがあったんです。そしたら、「君、それどこで学んだの!?」と驚かれました。(特に学んでないんですけどね)


ーまさにそれは才能ですね!


たしかに、学生時代、作文が得意だったり、クラスの劇の脚本を書いたことも。日記もずっとつけていたので、文章を書くのが好き、というのも影響してるかもしれません。

そしたら、その方はCMのコピーを決めるようなお仕事をされていて、「君、なんかできると思う!一緒に来てくれない? 」とお誘いいただいたんですよね。


ーおぉ〜!!すごいです!


ありがたいことに、初めてCMのコピーを書かせていただきました。


ーおめでとうございます!! そのようにして、お仕事って繋がっていくんですね。


まさに、冒頭でもあげた“作品が作品を呼ぶ” と思ったきっかけの出来事でした。


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ステージを上げるきっかけにもなる言葉の力


ーそのような素敵な才能をお持ちの大野さんですが、中々言葉が思いつかない時ってあるんですか?


引き受けたお仕事は「絶対に浮かぶ」と信じているので。ですが、最近苦戦したお客様の話でいうと、その方自身がまだやりたいことが定まっていない状態で…。


ーたしかにそういう時は、先にキャリアカウンセラーの方に聞いてもらった方が良いですもんね。


はい。基本そういう方はお断りさせていただいているのですが、その方は直感で、「この人は何かあるかもしれない」と思ったんですよね。


ーですが、その状態から理念を決めるの、難しそうです。


そうですね、ヒアリングの結果、お客様に必要なのは肩書きだと思い、提案することにしたのですが、実は肩書きって一番難易度が高くって、、、

どうしようと悩んでいると、ふとある言葉を思い出して…。


その方は初対面で自分の話をすることが苦手。どこか自分に自信がないようにも感じられました。

しかし、彼との会話で、ものすごく力強さを感じた言葉があって、


ーそれは、どのような会話がきっかけだったんですか?


彼の仲良い人たちについての会話で、「悲しい思いをした時、隣にいるのは意味ないっていうけど、それってすごい力だよな」と話されてて…

「これしかない!」と思いましたね。

その言葉を元に彼の肩書きをつくりました。


後日、ドキドキする中発表すると、0.5秒で、採用!! 


ー即決ですね!


「 この言葉に見合う男になるよ!」という、その時の彼の言葉は、ほんとうに嬉しかったですね。


ー素敵です…。


たしかに、私が担当したお客さんの多くは、グッとステージが上がる人が多いんです。「人って定まるとどこでもいけるんだな!」と思いますね。

ーその中でも、特に、ステージが上がったなと感じたお客様はどのような方ですか?

そうですね。以前理念をつくったお客様の、経営周りのコンサルをされていた男性ですかね。

実は、その男性は既に理念をお持ちで、かなり気に入ってはいたのですが、お願いいただくことになりました。


ご本人は、「まさかお願いするとは思わなかった」そうなんですが、実際に理念をみたところ、「今まで自分が避けていたものが、実は一番大事だったことに気づいた」とおっしゃっていたのが印象的でした。


そこから2ヶ月後、彼から「10年ビジョンができたので聞いてほしい」と言われて会ったら、びっくりするほど目の色が違っていて…。


「今僕は理念しか語っていないのに、お客さんも来てくれるし、モテる!」なんて、嬉しそうに話してらっしゃいました。


ーそれは本当に、大野さんが理念を考案されたのが、きっかけですよね!


ありがたい限りです。その人にとっての核となる言葉を作ることにより、覚悟ができたり、事業を加速させるお手伝いさをせていただいているというのは、大変光栄なことですね。

〜後編へ続く〜

saori.907

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